米Appleは11日、日本のiTunes Storeで映画の提供を開始したと発表した。iTunes Storeの映画配信サービスをテレビで利用するためのセットトップ・ボックス「Apple TV」も出荷を開始した。価格は8,800円。
日本のiTunes Storeでは、20世紀センチュリーフォックス、パラマウント・ピクチャーズ、ウォルトディズニースタジオ、ワーナースタジオ、ユニバーサルスタジオといったハリウッドスタジオによる洋画作品のほか、アスミック・エース エンタテインメント、フジテレビジョン、角川映画、日活、松竹、東映などによる邦画作品も含めて1000本以上を配信するという。映画のレンタルはシンプルで今まで通りiTunesストアからiTunesまたはAppleTVへダウンロードするだけ。
レンタル期間は30日だが、映画を一度開始してから48時間以内に観賞を終える仕組み。48時間以内ならば何度でも繰り返し観ることができる。またはHDTVかSDTVどちらかで購入することもできる。
AppleTVでは、映画配信サービスのほかに、YouTubeやPodcast、インターネットラジオ、MobileMeおよびFlickrによる写真サービスを利用できる。また、パソコンに保存した音楽やビデオ、写真データをテレビに表示することもできる。
HDTV版のレンタル価格は旧作が300円から、新作が500円で、SDTV版のレンタル価格は旧作が200円から、新作が400円となっている。HDTV版の購入価格は旧作および準新作が2000円、新作が2500円である。SDTV版の購入価格は旧作が1000円、準新作が1500円、新作が2000円である。iTunesでの映画の購入およびレンタルには請求先の住所が日本国内にある有効なクレジットカードが必要。