株式会社ジュピターテレコムの連結子会社である株式会社テクノロジーネットワークスと関西マルチメディアサービス株式会社の二社は、4月1日をもって合併することを発表した。2月1日の合同発表声明によると、この合併は、2011年1月31日に開かれた両社取締役会において決議された。

テクノロジーネットワークスを存続会社とする吸収合併となり、これまで両社が独自に行ってきたケーブルインターネット事業が統合し、加入世帯数約182万世帯という、日本でも有数の規模を持つISPが誕生する。ジュピターテレコムでは、合併を通じて、通信業界における一層のプレゼンス向上と競争力強化が期待できるとしている。ケーブルインターネット接続サービスの提供主体を一元化し、共通機能を集約することで、業務の効率化も図るという。

テクノロジーネットワークスは、「@NetHome」をサービスブランドとした高速インターネット接続サービス、電話サービス、緊急地震速報、データ放送サービス、ネットワーク監視サービスなどを提供している。関西マルチメディアサービスでは、関西2府3県、26のケーブルテレビ局と提携し、「ZAQ」（ザック）というサービスブランドでケーブルインターネット接続サービスを提供している。