4月9日より米ラスベガスで開催されるNAB2011では、新しいカンファレンスとして「テレコムアクセス・ネットワーク」を4月11日から2日間開催する。
放送事業者はコンテンツ配信においてテレコムキャリアにより依存する傾向になっている。同時にテレコムキャリアの収入はよりコンテンツに依存するようになっており、全米放送事業者協会(National Association of Broadcasters:NAB)では、この2つの産業は経営目標を達成するためにもお互いのビジネスコラボレーションを見出すことが必須だと語っている。
今年のNAB2011では、映像とブロードバンド加入者ネットワークを促進させる、最新の技術とビジネス戦略を公開するカンファレンスとパビリオンを開催することになった。カンファレンスでは、テレコム市場から代表する企業より、新カッパーとファイバーアクセス技術においての懸念から、世界で事業確立をしているコンテンツクリエイターと放送事業者から事例などが講演される。
基調講演のスピーカーは、米Zhone Technologies社の技術最高責任者のエリック・プレスウォースキー氏に決まった。講演日は4月11日。次世代のテレコムアクセス技術、サービスそして開発でのアプリケーションは何かといった内容が紹介される予定。テレコムプロバイダー達が顧客の満足度を向上させ、また次世代の技術のニーズに適応するためには、どのようなネットワークが構築できるかに焦点が置かれる。Zhone Technologies社は米カリフォルニアに拠点を置くIPマルチサービスアクセスのソリューションを持つ企業で、世界で750以上のネットワークオペレーターにサービスを提供している。またパビリオンでは、ブロードバンドアクセスサービス業者からPON、DSL、そしてIPTV向けミドルウェアなどが出展される。