米ラスベガスで開催されるNAB2011では、トップ独立テレビプロデューサーでありOriginal Productionsの代表でもあるソーム・ビヤーズ氏と、プロダクションのチームがパネリストとして招かれる「Testosterone TV: Behind the Scenes with Original Productions」が開かれる。モデラーは、放送&ケーブルのエグゼクティブ編集者のメリッサ・グレゴ女史。

このセッションでは、彼らが台本無しで制作するドキュメンタリータッチの「Deadliest Catch 」、「Ice Road Truckers」、「Ax Men」や「Coal」などのテレビ番組シリーズの制作背景についてディスカッションが繰り広げられる。開催日時は4月11日、13時より。

現在、ディスカバリー、HISTORY、Spike TVやナショナルジオグラフィックなど、8局の放送ネットワークにおいて、14シリーズの番組が放送されている。その中には、エミー賞を獲得した「Deadliest Catch」(ディスカバリーチャンネル)や「Ax Men」、エミー賞ノミネート作品「Ice Road Truckers」などがある。エミー賞獲得2作品においてはテレビ史上最高の視聴率を記録している。また、大人気番組「Coal」は3月30日よりSpike TVで新シリーズが始まるが、こちらの期待度も高い。

セッションは、ビヤーズ氏の率いるチームの、エグゼクティブプロデューサー、フィリップ・シーガル氏、エグゼクティブプロデューサー兼 番組担当副社長、ジェフ・コンロイ氏、番組シリーズの共同プロデューサーのセラ・ワレン女史とゲイル・ギルマン氏がパネリスト。ハイリスク、ハイリターンでもあるテレビ番組の制作秘話が公開される。

ベーリング海の荒波の中で蟹漁に挑んだり、森の木を伐採したり、アイスロードと呼ばれる凍った湖上をトラックで横断したりなど、危険を冒しながらミッションを果たす業界の職人たちを追って撮影する中、制作者側のチャレンジを克服した技やツール、そして撮影期間中、どのようにキャストとの信頼を築き上げることができたかなどが語られる。

ビヤーズ氏はOriginal Productionsを1997年に設立。以来、独自のドキュメンタリー番組を制作している。