Facebookが今月初めに発表したBeluga社買収に引き続き、今度はイスラエルに開発部隊を置く、アプリ開発のSnaptu社を買収することを明らかにした。買収想定額は約7000万ドルで、今後数週間で完了する見通し。米国時間3月20日にSnaptu社が自社ブログサイトで発表している。
Snaptuは2007年に設立したベンチャー企業で、英国、イスラエルのテル・アビブと米シリコンバレー地区をベースとして事業を展開している。SnaptuではJava対応携帯電話向けにスマートフォンのような使用感を持つインターフェースを無償で提供しており、いわゆるフィーチャーフォン上で、スマートフォンが持つFacebook、ツイッター、LinkedInへのアクセスや、天気予報、Googleカレンダーに似たインターフェースを持つことができる。
Facebookは、一部の海外市場向けのローエンド携帯電話用アプリの開発でSnaptuと協力していた。このアプリは2500機種以上の端末に対応できるという。幅広いフィーチャーフォンに対応できる技術を吸収して拡大を促進することが今回の買収の理由とされている。