ノルウェーを拠点とするリアルタイムグラフィックス開発会社のVizrt社は、4月に米ラスベガスで開催されるNAB2011にて、3DTVのスポーツ中継放送を携わるプロダクション向けの新しいアプローチとして、2D素材を3Dへと変換するツールをブースで紹介する。(ブース番号:SL5408)
Vizrt社が紹介するのは、イスラエルのStergen Live software社のソフトウェア「Stergen Live」。中継で使っている通常(2D)の機材から3D素材を生成するため、3D素材収録、編集するための追加機材や作業時間を削減できるとする。また、中継が終わった後のハイライトで使う、ライブラリにある過去の素材などでも活用できる。Stergen LiveはSDI経由でHD素材を取り込み、デュアルSDI出力へ変換した素材を出力する。
Stergen Liveは、3DTVスポーツイベントに特化しており、例えばサッカーフィールドでの選手、ボールやゴールポストなどのオブジェクトの水平、および垂直を割り当て、視差を測定できる技術を持っているという。ブースでは、Stregen Liveを採用したVizrtのステレオ3Dプロダクションワークフローを紹介する。