パナソニック株式会社は、「P2HD」シリーズの新製品メモリーカード・カメラレコーダーとして開発した「AG-3DP1」を米ラスベガスで11日より開催されるNAB2011に出展する(ブース番号:C3707)。発売時期は2011年秋を目途としており、価格は米国、国内ともに未定。

AG-3DP1は、昨年夏に発売された一体型二眼式3Dカメラレコーダー「AG-3DA1」の利便性を、さらに本格的なハイエンドの3D映像収録に拡げる、P2HDシリーズの一体型二眼式3Dカメラレコーダーという位置づけだ。

撮像素子には220万画素1/3型3MOSセンサーを搭載。AVC-Intraコーデックの組合せにより1920×1080フルHD・10 bit 4:2:2フルサンプリングの高画質3D収録を実現できる。また、ワイド・テレ両側にレンジを拡げた新開発17倍(目標値)二眼式ズームレンズ搭載で幅広い用途に使える。

マルチカメラ同期収録とカメラ延長システムに対応、クイック/スローモーション撮影が可能なVFR(バリアブル・フレームレート)機能(720p モードのみサポート)を搭載など、3Dにおいても通常(2D)の映像制作に求められる機能に応えたかたちだ。

同社では、リグ式カメラに代わるメインカメラとして、高品質な3D映像収録を一体型二眼式カメラレコーダーならではの運用性・機動性でスポーツ中継から映画制作まで幅広いシーンで活用できるとしている。