Telestreamは、大規模システムにおいて、高度で多機能なコントロールを提供する「Vantage Enterprise」システムマネージメント製品を発表した。
「Vantage」は、映像素材のインジェスト、相互変換、マルチフォーマット配信が行えるサーバーベースのワークフロー自動化ソフトウェアソリューション。Vantage Enterpriseシステムマネージメント製品は、Telestream社がAnystream社の買収後の最初の製品となっており、Anystream社の大規模なシステムにおけるこれまでの実績や、システムマネージメントノウハウを生かした製品となっているという。Vantage Enterpriseシステムマネージメント製品は、以下2製品が用意される。
Vantage Enterprise Control
Vantage Enterprise ControlにはVantage Arrayが含まれ、複数のVantageワークフロー製品の統合運用が可能。 主な機能・特長は以下の通り。
- カスタマイズ可能なロードバランス – 必要とされるハードウェア規模、ラックスペース、電力や冷却、障害による停止を最少化し、システム運用を効率化。
- 完全な冗長化 – ハードウェアとソフトウェア両面の冗長化により、いずれの処理ノードも、いかなる時でも任意の処理を実行できる。
- 設定可能なタスクリトライの自動化と冗長化 – ユーザーによる設定が可能な障害時のリトライや冗長処理により、障害からの回復信頼性を高め、障害発生時のワークフロー予測やオーバーヘッドの軽減を実現。
- チームマネージャー – チームマネージャーは、ユーザーのアクセス制御機能を発展させ、ユーザーグループを管理する機能や、ユーザーに応じて特化した、処理ステータスのWeb画面を作成することができる。
- ワークフロー解析 – ワークフロー解析機能により、バッチジョブのプロセス全体を追跡してリアルタイムで表示し、ワークフローにおけるボトルネックの抽出や、ワークフローのチューニングを支援する。
Vantage Master Control
Vantage Master Controlには、Vantage Enterprise Controlの全ての機能に加えて、以下の機能が含まれている。
- システムダッシュボード – システムのステータス、ヘルスコンディション、パフォーマンスのグラフィカルなモニタリング環境を提供。モニタリングはブラウザ上で行えるため、ローカルのみならずリモート監視も可能。
- ヒストリカルリポート – ユーザー設定に基づいて、課金や、システム最適化、容量計画作成のためのリポートを自動生成。
- サードパーティモニタリング・コントロール – Vantageワークフロー製品のみならず、Agilityを含む他のTelestream製品に加え、将来的には他社製品にまで及ぶ、モニタリングとコントロール環境を提供。