パナソニック株式会社は、「P2HD」シリーズの新製品として、メモリーカード・ポータブルレコーダー”P2 portable deck”AG-HPD24と、メモリーカード・ドライブ”P2 drive”AJ-PCD30を2011年8月より発売する。メーカー希望小売価格はAG-HPD24が税込み714,000円、AJ-PCD30が税込み315,000円。
AG-HPD24は、AVC-Intra、HDMI 3D出力・USB 3.0に対応した高さ2U・ハーフラックサイズのポータブルデッキ。P2メモリーカードにAVC-IntraコーデックによるフルHD 10bit 4:2:2サンプリングの高画質収録が可能で、1080/24PsFに対応したSDI入出力を標準装備している。RS-422端子を利用してVTRライクな運用も可能としている。
また、AG-HPD24を2台を連結することで3D映像にも対応する。3Dカメラの映像信号(デュアルHD SDI/L・R映像)を2台で同期収録したり、2台を同期再生することで3D映像を片側のデッキのHDMI(3D出力)にまとめて出力できるという。HDMI出力、USB3.0、バッテリー駆動なども搭載し、放送・プロダクション業務の様々な用途に対応するとしている。
AJ-PCD30(左写真)は、USB3.0インターフェイスを採用した新型のP2ドライブ。編集・送出時のアップロードスピードや、ニュースの即時性と作業の効率性の向上が期待できるとしている。P2カードスロットは3基を装備し、3枚のP2カードのデータを同時にPCやノンリニア編集機への転送が可能。PCには外付けおよび5型ベイへの内蔵にも対応する。