米Blackmagic Design社は現地時間7月22日から、カラーコレクションシステムのライト版としての位置づけである「DaVinci Resolve Lite」の無償ダウンロードを開始した。

DaVinci Resolve Liteは、DaVinci Resolve 8をベースに開発されており、DaVinci Resolveの機能を制限したバージョンでありながらもパワフルなカラーコレクション機能が数多く搭載されているという。光学リサイズ、カーブグレーディング、XML インポート/エクスポート、32bit浮動小数点演算処理、YRGB 画像処理、マルチレイヤータイムライン、スタビライザー、ウィンドウとラッキンング、プライマリー/セカンダリーカラーコレクション、リアルタイム処理、デッキコントロールでのキャプチャー/再生、サードパーティ製のコントロールパネルとの互換といった機能が搭載されている。

フルバージョンと同様の高品質なプロセッシングを提供してくれるが、プロジェクトはSDおよびHD解像度までの扱いとなる。カラーコレクションのノードは2つまで、GPUおよびRED Rocketはシングルのみ対応。ステレオ3D機能、ノイズリダクション、パワーマスタリング、リモートグレーディング、および外部データベースサーバーとのプロジェクトの共有は搭載されていない。これらの制限なく、カラーコレクションをしたいユーザーはUS$995でフルバージョンを購入できる。

同社は、このトライアル版でDaVinci Resolveに慣れてもらうユーザー層を広げ、カラーコレクションによるアートを啓蒙したい考え。