シーズン最後のグランドスラムとなる全米オープンテニスが現地時間8月29日に開幕する。9月放送分のアーサー・アッシュ・スタジアムでの全試合とルイスアームストロングスタジアムでの主な試合はHDで中継だけでなく3Dでも中継される。放送は、昨年に引き続きDicrecTVがn3Dにて行うほか、今年はComcast「Xfinity3D」が加わる。また、ファイナルはUSopen.orgにて3Dでストリーミング放送されるという。

3D中継専門クルーが結成され、専用機材がスタジオに設置される。キャメロン・ペース・グループ製のShadow3Dリグに実装した3Dカメラや、パナソニック製のHD 3Dカメラが使われる。「我々が現場で使うカメラは、コートと同じ高さの位置にも設置しているので、テレビ視聴者はコートに立つプレイヤーと同じ感覚を味わえるに違いない」と、CBSスポーツでエグゼクティブプロデューサであるハノルド・ブライアント氏は説明している(CBSはDirecTVに3D供給をする)。昨年の全米オープンテニスの3Dプロダクションは、技術業績として同年のエミー賞を獲得している。