フォーカルポイントコンピュータ株式会社は、HD-SDI信号をダイレクトにApple ProResコーデックで収録可能なKatana社製ポータブルディスクレコーダー「Atomos Samurai」を2011年9月中旬頃より発売する。希望小売価格は税込み159,800円。
Samuraiは、業務用ビデオカメラなどから出力されるHD-SDI信号を、直接Apple ProResコーデックで記録できるポータブルディスクレコーダー。先行して発売されているHDMI対応版「Ninja」の上位モデルだが、HDMIの入力には対応しない。記録したファイルは、Final Cut ProなどProRes対応のNLE上で編集作業を行える。PCとの接続はFireWire 800やUSB2.0/3.0を使用する。
本体には、タッチパネル対応の5インチTFTモニターを搭載。パネルの解像度は800×480ドットで、HDMI対応モデルのNinja(480×270ドット)から解像度が向上しており、入力したHD-SDIのモニタリングや収録したデータのプレイバックに重宝しそうだ。
電源はNinja同様バッテリー駆動に対応しており、本体にはスモールバッテリーが2個付属する。2個のバッテリーを同時に装着し、プライマリバッテリーの残量がゼロになると、自動的にセカンダリバッテリーに切り替わる機能により、バッテリー交換の必要なく、撮影を中断せず収録を継続できるとしている。付属バッテリーの他にも、ソニーの業務用ビデオカメラなどで使用される機会の多いインフォリチウムLバッテリーシリーズが利用可能だ。
なお、Samuraiには収録用のメディアは付属していないため別途準備が必要。2.5インチのHDDまたはSSDを収録メディアとして使用できる。SamuraiへHDDまたはSSDを取り付ける際には付属のMaster Caddyを使用する。