ブラックマジックデザイン社は、9月9日(金)から13日(火)までアムステルダムRAIセンターで開催される欧州国際放送機器展「IBC 2011」にて、カラーコレクションシステム「DaVinci Resolve」のMicrosoft Windows版のリリースを発表した。本製品はIBC2011の同社ブース(#7.H20)にて展示される。
Windows版DaVinci Resolveは、2012年第1四半期にリリースを予定。現行のすべてのDaVinci Resolveモデルに同梱される。ユーザーはソフトウェアをインストールする際にMac OS X またはWindowsの対応OSを選択できる。
DaVinci Resolveを購入したユーザーは、Windows版またはMac OS X版から選択してインストールするが、同一のドングルによる使い分けが可能なため、例えば、オフィスではパワフルなマルチGPUのWindowsデスクトップPCを使用し、移動中はMacBook Proというように、ドングルを抜き差しすることで、ソフトウェアを追加購入することなくOS間を移動しグレーディング作業を行える。
同社では、現行のDaVinci Resolveユーザーの特典として、Mac OS X版DaVinci Resolveを既に購入していれば、同一のドングルをWindows 版DaVinci Resolveでも使用できるようになり、Windows版DaVinci Resolveはリリース後にダウンロード提供されるという。
また、無償版のDaVinci Resolve Liteも、Mac OS X版に加えてWindows版のダウンロード提供が開始される。US$995のDavinci ReolveソフトウェアはMac OS X、Windowsで使用できるようになり、ユーザーは1式購入すれば両方のOSで使用できる。そして、コントロールサーフェス付きの完全版Resolveは、Mac OS X、Windows、そしてLinuxで使用できるようになる。
BlackmagicDesignのCEO、グラント・ペティ氏は、次のようにコメントしている。
「DaVinci Resolveユーザーの皆様が、より柔軟にカラーコレクションのシステムを選択していただけることとなる、今回の発表を喜ばしく思っています。様々な編集/エフェクト用ソフトウェアを使用している場合でも、Resolveのカラーコレクションをより簡単にワークフローに組み込めるようになります」と、「Resolve を既にお使いのお客様が同ソフトウェアを無償で入手できることにも大変満足しています。私たちはユーザーの皆様からの支援に大変感謝しており、今回のアップデートで皆様からの支援に応えたいと思っています。」