ローランド株式会社は、映像編集ソフトウェアと専用コントローラー、ロイヤリティフリー素材をワンパッケージにした”ビデオキャンバス”「DV-7G」を10月13日(木)より発売する。メーカー希望小売価格はオープンで、市場想定価格は4万円前後の見込み。
同社従来品「DV-7DL」では専用ハードウェアに組み込まれた形での提供だったが、今回発表されたDV-7Gは映像編集ソフトウェアと専用コントローラー、ロイヤリティフリー素材のみのパッケージのため、別途PCを用意する必要がある。対応OSはMicrosoft Windows 7 SP1以降/Microsoft Windows Vista SP2以降。PCのスペックとしては、Intel Core Duo 2.6GHz以上のCPU、2GB以上のメモリー。Cドライブにインストール領域として20GB以上の空き容量が必要だ。
DV-7Gの編集画面は、これまでのDV-7DLで培われたノウハウを継承し、一画面で完結する操作画面上で直感的な映像編集が行えるようにしたとしている。HDプロジェクトでは、映像入力としてDV、HDV、AVCHD、Motion JPEGに対応。静止画はJPEG、BMP、音声はWAV(PCMのみ)、MP3(WAVフォーマット)に対応し、書き出しはHDVまたはMPEG1/2 PSから選択可能だ。
ソフトウェアにはホビーやビジネスの作品づくりに便利なテンプレートを10種類付属しているほか、文字の表示位置やサイズ、色などを自由に編集できるタイトラーや、エフェクト機能として12種類/55パターンの切り替え効果、4種類のフィルター効果、5種類の合成効果、6種類の音声効果を搭載。すべての映像素材が表示され、全体の流れを視覚的に把握できるストーリーボードも搭載した。
DV-7Gには、専用のUSBコントローラー「EC-1」が付属し、編集作業を効率的に行えるほか、オーディオ入出力や内蔵マイクも装備しており、ナレーション録りにも対応する。
また、作品制作に役立つ素材として、ハイビジョン動画120クリップ以上、静止画530枚以上、音楽/効果音190曲以上、イラストなど340データ以上のロイヤリティフリー素材を多数付属している。さらに追加素材が必要な場合は、専用サイトからダウンロード購入が可能になる予定で、ハイビジョン動画素材は税込み315円から、楽曲素材は税込み210円から購入できるとしている。