アイティアクセス株式会社と米Interra Systemsは、ソニーPCL株式会社のワークフローに、Interra社が開発したコンテンツ自動検査ソフトウェアBatonが採用されたことを発表した。

Batonは、ユーザが設定したテストプランで、自動でデジタルコンテンツの各規格適合性及び品質に関わる項目を検査可能な、マルチプラットフォームのソフトウェア。従来の目視検査に代わるQCツールとして利用されている。同社によると、世界中で140社以上の採用実績があり、デジタルコンテンツの自動検査ソフトウェアとして業界トップクラスの地位を築いているという。複数のコーデック、メディアコンテナに対応し、送出前のメディアコンテンツの品質管理を行える。大規模設備や大容量のコンテンツ向けにも対応する。

ソニーPCL株式会社メディアサービス事業部 デジタルメディア部 ネットワーク技術課 河内義続氏は次のようにコメントを寄せているという。

「近年の配信サービス普及により、大容量かつ多様なファイルのトランスコードとそれに伴うQCが求められてきています。最新バージョンのBatonは、機能・処理速度の向上に加え、対応ファイルが増えていることから、検証プロセスの効率化に有効なツールとして、追加導入しました」