米シーチェンジ・インターナショナルは、放送局向けの新製品としてフラッシュメモリタイプの送出用ビデオサーバー「MSV1200XD」の発売を開始した。メーカー希望小売価格はオープンプライス。構成によって販売価格が異なるため取扱代理店まで問い合わせが必要だ。

MSV1200XDは、3RUの筐体に最大11チャンネルのHD入出力を搭載可能なビデオサーバー。必要なチャンネル数に応じて、1チャンネル単位で選択することができる。アップコンバージョン、ダウンコンバージョンを標準搭載している。SSDタイプのデータディスクを内蔵し、2.4TB(50Mbpsで90時間記録可能)と4.8TB(50Mbpsで180時間記録可能)の2モデルがラインナップされている。メディアストレージ「Universal MediaLibrary」と接続することで、将来的な容量拡張も可能だ。

マルチコーデックに対応しており、異なるフォーマットを混在しても黒味なしに連続再生が可能。再生可能フォーマットは、XDCAM、AVC-Intra、DVCPRO、DNxHD、MPEG-2、DV、IMXで、MXFまたはMOVラッピングに対応している。

同社によると、MSV1200XDはハードディスクモデルの「MSV1200」と比較して、電源消費率26%、無故障率30倍などの改善を実現しており、ライフサイクルの延長やランニングコストの削減にも貢献するものとしている。