株式会社ソリトンシステムズは、映像中継システムSmart-telecasterのメジャーバージョンアップ版v2.0を21日より出荷開始した。販売価格は送信側の「STC-Cam」が税別108万円から、受信側の「STC-View Multi」が税別120万円から。販売目標は年間で4億円としている。
Smart-telecasterは、ビデオカメラで撮影した映像を、FOMAやXi、イーモバイル、WiMAX、無線LAN、有線LANなどの公衆モバイル回線を使って、高品質な映像をリアルタイムに伝送する簡易映像中継システム。同社独自のRASCOW(Real-time Auto Speed Control based-on Waterway model)という技術を実装することで、揺らぎの大きいモバイル回線上でも安定して継続した映像中継を可能にしたとしている。今回リリースされた新バージョンv2.0ではコーデックが一新されており、ビデオコーデックとしてVP8、音声コーデックにVorbisを採用した。これまで以上に高画質でスムースなライブ中継を実現したとしている。
GUIもより見やすく直感的に操作できるように改良されたことに加え、同時受信チャネル数も拡張され最大12拠点からの映像が受信可能となった。また、7月にリリースしたAndroid OS搭載スマートフォン単体でのライブ中継を行うSmart-telecaster for Androidと既存の送信機(STC-Cam)を混在しての利用が可能だ。利用に必要な「STC for Android 10ライセンス」の提供価格は税別40万円より。