米国で初のオリンピック3D放送が実現する。米NBCは、この夏に開催されるロンドンオリンピック2012の放送を、オープニングセレモニーから閉会式までステレオスコピック3D(S3D)で行うという。

先週、米ラスベガスで開催されたCESにおいて、パナソニック米国子会社であるパナソニック ノースアメリカと米NBCが、ロンドンオリンピック2012において米国内での3D放送のパートナーシップ契約を締結したこと発表した。ホストであるオリンピック放送サービス(Olympic Broadcast Services:OBS)がパナソニック製の機材を採用、S3D放送は200時間以上にもなる予定だという。OBSは現場でパナソニック製の業務用一体型二眼式3Dカメラレコーダー「AG-3DP1」カメラで収録、基本的には収録されて1日後にNBCの親元であるコムキャスト経由で放送される。

3D放送に関して、パナソニック側はDIRECTVの3Dチャンネル「N3D」のスポンサーでもあるが、こちらのスポンサーシップも続けていくという。

(山下香欧)