株式会社radikoが運営するIPサイマルラジオサービス「radiko.jp」に民放ラジオ11局と放送大学が新たに参加することが明らかになった。4月2日(月)12時より、各県内で実用化試験配信を開始、半年後の本配信を目指す。radiko.jpで視聴できるのはこれで民放ラジオ65局と放送大学となる。また、日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)と放送大学については4月2日より、全国(47都道府県)へ配信が開始される。
民放ラジオ11局は以下のとおり。
- IBC岩手放送
- 東北放送
- ラジオ福島
- 新潟放送
- エフエムラジオ新潟
- 新潟県民エフエム
- 北日本放送
- 富山エフエム放送
- 大分放送
- エフエム大分
- 宮崎放送
IPサイマルラジオ協議会が実施した調査によると、1月現在のradiko.jpにおける月間ユニークユーザーは780万人。昨年同時期から比べて倍のユーザー数となった。ユーザー層は、女性の割合と10代の年齢層が比較的増加の傾向にあるという。
サービス開始当初から配信エリアが拡大するにつれて、端末視聴用ツールのアプリダウンロード数が伸び続けているという。AIRガジェットは約390万ダウンロード、スマートフォンアプリに関しては、約390万ダウンロードに至る(2012年1月16日現在)。両方共、この3月末には10万ダウンロード以上加算されると予測される。また聴取スタイルについては、2010年10月と2011年12月の調査結果を比べるとスマートフォンユーザーが倍に増加しており、各聴取ツールのアプリダウンロード数が増加していることから、市場でのスマートフォン自体の普及速度が拍車をかけ、スマートフォンユーザーの急激な増加が伺える。
(山下香欧)