シンクレイヤ株式会社は3月28日、JCN関東(さいたま市)にケーブルテレビの最新技術であるRFoG(RF over Glass)を使ったシステムを納入したと発表した。
RFoGは、HFC(Hybrid fiber-coaxial)を採用したケーブルテレビ網で、局側に光送信機・光受信機と、加入者側にR-ONUと呼ばれる光端末器を追加するだけで、一般的に利用されているDOCSIS仕様のCMTSとケーブルモデムを使用したままFTTH化することができる。GE-PON方式との併用運用も可能で、ケーブルテレビオペレータにとって、ネットワークをFTTH化する際の投資額を大幅に削減することができる。
シンクレイヤは今回、JCN関東の川越エリアでのプライマリー電話サービス開始に伴い、RFoGシステムを納入。納入したシステムはインターネットサービスと放送サービス(双方向)及びプライマリー電話サービスの併用運用に対応する。使用する光端末器及び光受信機は「JCTEA STD-022-1.0」に初めて準拠した機器で、システムの本格運用も初めてとなる。
(山下香欧)