15年以上前から活動を行っているNGO、ジョン・レノン・エデュケーショナル・ツアー・バスがNAB会場を訪れることになった。17日には、『スーパーサイズ・ミー』で知られる映画監督のモーガン・スパーロック氏によるストリーミングライブイベントも催される。NAB催事期間中、スポンサーのアビッド、ソニー、NewTek、オーディオテクニカ社とタイアップして、一般にバス内を公開、取材に応じるほか、ラスベガス大学の生徒のレコーディングセッションも並行して行われる。バスは、セントラルホール5の入り口付近に駐車される。
17日の17時からはプレミアイベントとして、映画監督のスパーロック氏をゲストに招いた@lennonbusを開催する予定。ライブストリーミングはWebサイトまたは専用アプリ(Mobile Roadie Lennon Bus App)から鑑賞できる。このストリーミング放送は、NewTek社のTriCaster 850Extremeと専用スイッチャ(TriCaster 850 CS)を使って行われる。モニターの提供はソニー社から、専用マイクシステムは、オーディオテクニカ社が提供する。
また参加する放送事業者の一社に、このモバイル放送バスを招くチャンスがあるほか、アビッド社のメディアコンポーザーユニットがもれなく当たる特別イベントが催される。参加エントリーは会場のモバイル放送バスか、Webサイトにて。
ジョン・レノン・エデュケーショナル・ツアー・バスは、世界中のプロやアマチュアのソングライターの両方の機会を提供することに専念しているジョン•レノン・ソングライティングコンテストの分派として始まった。学生に音楽とビジュアル制作を教えるため、米国の各地を回っている。今までに23万人近い学生がバスを訪れているほか、ブラック・アイド・ピーズや、ジャスティン・ティンバーレイク、ナターシャ・ベディングフィールドといった、プロのミュージシャン達もこのモバイルスタジオで収録を行っている。
現在のモデルは2台が繋がった外姿で、各車内にスタジオが構築されている。車台はAVプロダクションルームとレコーディング・ミキシングシステム、そしてアイソルーム(アコースティックレコーディング専用)、クロマブース(グリーンスクリーン)も用意されている。アビッド社製のAV編集システムに、アップル社製のコンピュータに、エピフォン社製ギター、ローランド社製ドラムといった楽器にソニー社製のカメラがシステム化されている。
(山下香欧)