米Telestream社はNABにて、メディアトランスコーディング製品を揃えて、放送事業者向けの一貫したメディアトランスコーディング・ソリューションを紹介する(ブース番号SL1405)。
同社は、メディアキャプチャからメタデータ変換、ビデオプロセッシングやQC、アナライズからデータパッケージング/配信までを、オートメーション化したワークフローを実現するシステムを有する。放送事業者、ケーブル事業者やIPTV、OTTビデオサービス事業者のニーズを担うソリューションを提供する。
ブースでは主力製品の自動化トランスコーディングシステム「FlipFactory」をはじめ、トランスコードワークフローを自動管理する「Vantage」、マルチフォーマットエンコーディングソフトウェア「Episode」や「Agility」を展示し、またPipelineによるスポーツ中継やライブイベント向けのマルチカメラソース対応・ライブHDビデオ解析リプレイシステムを紹介する。また米国では2012年12月13日から実施されるCM音量規制に基づくラウドネス制御などを、ファイルベースのワークフローに組み込むインテグレーションを紹介する。
尚、同社では会期中にオンラインでブースの模様をライブ中継する。製品のデモンストレーションのほか、「Get Seen: Online Video Secrets to Building Your Business」の著者でビデオブログのパイオニア、スティーブ・ガーフィールド氏がナビゲーションするインタビューイベントが4月17日と18日の二日間で放送される(現地時間10時より)。ゲストには、「Mastering MultiCamera Techniques」の著者のミッチ・ジャコブソン氏、NASCAR Media Groupからビル・ハリス氏(2012のNASCARでPipelineライブHDビデオ解析リプレイシステムを採用)やGoogle社のプロダクトスペシャリストのコリーン・ヘンリー女史、KPFK 90.7 Los Angeles PBS(ラジオ局)のナビゲーターのキャリー・ハリソン女史などが招かれている。
(山下香欧)