フールージャパンは4月12日から、オンライン動画配信サービス「Hulu」の月額利用料金を従来の1480円から980円に値下げした。既存のユーザーには500円分のクレジットを1回提供、また新規契約者には2週間の無料トライアルサービスを提供する。日本ではYouTubeがスマートフォンに対応し、またスマホ向け放送局「NOTTV」も開局するなど、同業者サービスとの競合が激しくなっており、値下げをすることで顧客拡大を加速させる意向だ。
Huluの日本向けサービスは現在、CBSのほか20世紀FOXやテレビ東京など20社が725本以上の映画や5000以上のテレビ番組を提供しており、動画が無制限に広告なしで視聴できるのが大きな売りである。コンテンツ数はサービス開始当初の3倍以上、コンテンツ提供元は6社から20社まで増えている。対応機器はテレビやパソコン、ゲーム機、スマートフォン、タブレット端末など「日本国内で2900万以上の機器に対応している」という。また同社は今後、年内に任天堂のゲーム機「Wii」にHuluを提供する方針も発表した。
(山下香欧)