AJA Video Systemsは米ネバダ州ラスベガスにて開催中の全米放送機器展NAB2012にて、同社のメディアレコーダ「Ki Pro Mini」用ファームウェアv4.0のリリースを発表した。既に下記の同社Webサイトより無償ダウンロードが可能となっている。
http://www.aja-jp.com/download/software/kipromini/
v4.0の新機能として、Avid DNxHDエンコードへの対応が追加された。これにより、今までのApple ProRes422 QuickTimeファイル収録に加えて、Avid DNxHD QuickTimeファイルの収録が可能となる。その他、1080i 25fps素材のループ再生において、オーディオ出力がされなくなる問題の修正、バッテリー駆動時の電圧変化に対応する処理機構やSDI RP188タイムコードのわずかな破綻に対する感度が改善されたとしている。
なお既知の問題として、v4.0ファームウェアではコンフィグ13.1 Camera Dataメニューパラメータで「RED」を選択した場合に期待通りに動作しないという。Canon XFやC300では問題ない。同社では、Ki Pro MiniをRED ONEやRED Epicと組み合わせて使用したい場合にはv3.0ファームウェアの使用継続を推奨している。