有限会社Syrp(シロップ)は、同社が開発したモーションタイムラプス撮影用のカメラコントロールデバイス「Genie」を5月1日に発表した。そして、発表してからわずか6日後までに25万ドルのクラウド出資をKickstarterで獲得したという。

Genieは、軽量かつコンパクトなカメラコントロールデバイス。据付けが簡単な仕様で、ほぼ全てのメーカーのDSLRカメラとの互換性があり、微速度撮影コントロール+回転パンニング/直線スライダーコントロールとして使用することができる。撮影の際に使用するスライダーや三脚だけではなく、スケートボードやケーブルカムなどに装着させることで、より自由度の高いモーションタイムラプスが実現可能になるとしている。

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タイマー又はモーションセンサーによる自動駆動機能が付いており、動作プレビューも可能。動作に関する設定はGenie内のインターフェースやスマートフォンのアプリによって操作することができ、日本語インターフェースも導入される予定。

クラウド出資サイトKickstarterでは、Genieのような一台700ドルといった比較的高価な商品の成功例は少なく、商品一品にあたり50ドル~100ドルの商品が多い。そんな中で予想以上の出資があったのは、最近の微速度撮影の流行りや、Genieの商品としての新しさにあると、Syrp社の工業デザイナー兼取締役であるトムソン氏は言う。

Kickstarter期間はまだ残りの期限があるので、日本にいる多くの映像制作者にGenieのことを知ってもらうため、Syrp社はGenieの日本向け情報サイトを設置。現在、既に世界中から450台のGenieが予約販売されている。予定販売価格は米ドル$999だが、Kickstarter後援者に数量限定で予定販売価格から米ドル$300割引の米ドル$699で提供するという。予約販売は2012年6月26日(火)までとされ、商品の納入は2012年8月下旬に予定されている。