株式会社フラッシュバックジャパンは、同社の取り扱うSorenson Media社の動画変換ソフト「Sorenson Squeeze 8.5」の販売を開始した。Sorenson Squeezeは、ムービーを高画質かつ軽量に圧縮、エンコードし、ストリーミング配信までのワークフローを一括して実現する動画変換、動画配信アプリケーション。本年2月に発売されていた「Sorenson Squeeze 8」の最新版。メーカー希望小売価格は、「Sorenson Squeeze 8.5 Pro」が税込み89,250円。「Sorenson Squeeze 8.5 Classic」が税込み71,400円となっている。Squeeze 8.5には、同社のビデオ配信ネットワークサービス「Sorenson 360」のサービスが含まれている。
最新のバージョン8.5 では、H.264エンコーディングが最適化され、旧バージョンに比べ、エンコーディング処理が最大3倍にスピードアップしたそう。マルチCPUを使用して、より効率的なエンコーディングを行える。また、HLS、Smooth Streaming、MPEG-Dash、Flash Dynamicなどのアダプティブ・ビットレートエンコーディングがパラレル処理化され、処理速度が2倍にスピードアップした。新たにMPEG-Dash、Apple HTTP Live Streaming、Microsoft Smooth Streaming、Adobe Flash Dynamic Streaming (Windowsのみ)、JPEG2000 (MXF、MJ2、Elementary Stream、MP4)へのエンコードに対応した他、Pro版ではさらにApple ProRes、Avid DNxHD、Dolby Pro Audioなどのコーデックに対応している。
大量の動画を自動で圧縮、配信するソリューションSqueeze Serverを組み合わせて利用することにより、Squeeze 8.5からのダイレクトアップロードにも対応している。さらにSqueezeで変換した動画を専用のクラウドサーバーを使って簡単にストリーミング配信できる、同社のビデオ配信ネットワークSorenson 360の無償ライセンスも付属しており、連携によってWebでのビデオ配信も手軽に実現するという。
Squeeze 8.5インターフェイス