NANLUXは、パワフルな4灯一体型照明器具「Matrix 2500B」「Matrix 2500C」を発表した。両製品は、出力2500W、防塵・防水等級IP66を備える。これらはマルチユニット照明アレイ用に特別に設計されており、高い照度と最適化された光質を提供することで、より正確な太陽光のシミュレーションを実現する。オールインワン設計と複数の照明器具を同期させる機能により、効率的なワークフローを可能にするという。
アレイ内の複数のMatrixフィクスチャー間の間隔を狭めることで、光の広がりの連続性が向上し、光密度が向上する。前部から後部への気流冷却システムにより、長時間の連続運転が可能であり、複数の制御方法により、幅広いシナリオに対応するとしている。

高出力・高密度
Matrix 2500BとMatrix 2500Cはともに、取り扱いが容易な筐体設計を採用しており、サイズはわずか40×40×23.5cm。効率的な光学設計と相まって、優れた光質と高い照度を実現している。Matrix 2500Bは103,000ルクス、Matrix 2500Cは67,900ルクス(3m、5600K、FL-MT25電動フレネルレンズ16°使用時)を実現し、バウンス照明、アクセント照明、さらには背景照明にも最適だという。アレイ構成にすると均一なビームを生成し、その高出力と高密度な配置により、卓越したインパクトを生み出すとしている。

Nebula ライトエンジン
Matrix 2500Bには、先進的なNANLUX Nebula B4ライトエンジンが搭載されており、2,700K~6,500Kの色温度範囲と、±80のグリーン/マゼンタシフト制御を実現している。同ライトエンジンは4種類の白色LEDを組み合わせることで、白色LEDの高い発光効率を維持しつつ、グリーン/マゼンタの調整を可能にしている。
Matrix 2500Cは、Nebula C8カラーライトエンジンを搭載したフルカラーフィクスチャーであり、1,000K~20,000Kという広範囲の色温度と、全範囲にわたる±200のグリーン/マゼンタ調整機能を提供する。この8色ライトエンジンは、高度な色混合アルゴリズムにより、より優れた肌色の再現、広色域、そして強化された彩度を実現するという。
Matrix 2500BにはCCTモードとエフェクトモードが搭載されているのに対し、Matrix 2500CにはCCT、HSI、HSIW、RGBW、XY座標、ゲル、エフェクトモードが搭載。両モデルとも、平均CRIおよびTLCIが98という優れた演色性を備えている。0.1%単位の調光制御により、完全にリニアな調光性能を発揮し、0.0%からフル出力までスムーズかつ正確な移行を実現する。

Matrixでマルチライトアレイを構築
制御ユニットと電源アダプターを一体化したオールインワン設計のため、電源ケーブルを接続するだけで即座に使用可能だ。オプションのNANLUX専用4灯用フレームを使用すれば、4台のMatrixを連結して、10,000Wの照明アレイを簡単に構築できる。付属の4口電源分配ケーブルにより、アレイ内の4台すべてのフィクスチャーに同時に給電が可能で、EXTポートケーブルを使用すれば単一の制御信号による同期制御が可能となり、配線やセットアップが簡素化される。

アレイとして構成した場合、隣接する照明器具間の間隔は、各器具内のランプ間隔とほぼ一致するため、コンパクトなレイアウトが実現され、均一な光束が得られる。複数のアレイをトラスシステムに取り付け、より大規模なモジュラー式照明マトリックスとして組み合わせることが可能だ。
一体成型のマグネシウム合金製ハウジングを採用し、IP66規格に準拠した同製品は、強度と軽量設計を両立しており、過酷な環境下での長期間の屋外使用においても、高い信頼性を発揮する。

効率的な冷却ソリューション
同製品は、他の高密度アレイ構成でよく見られる熱の蓄積問題に対処するために設計された、フロントからリアへの気流システムを採用している。これにより、スタックによる熱の蓄積を効果的に低減し、連続的な高負荷動作下でも安定した性能を確保する。冷却システムには4つのファンモードが用意されており、ユーザーは必要な出力や騒音制御の要件に応じて切り替えが可能。スマートモードでは、ファン速度が周囲温度に合わせて自動的に調整されるため、オーディオ録音への干渉を低減する。

柔軟な有線・無線制御
Matrix 2500BおよびMatrix 2500Cの制御インターフェースは、3つのノブと4つのボタンを備えた直感的な操作が可能なパネルで構成されている。また、両機種ともリモコン、有線コントローラー、NANLINK App 2.0、DMX/RDM、LumenRadio CRMX、Art-Net/sACNによる制御に対応している。NFC機能により、複数のフィクスチャーにわたるDMXパラメータの一括設定が可能となり、ペアリング作業の効率化が図れる。
DMX制御システムを使用すれば、各ランプヘッドを個別に制御でき、大規模な照明アレイの各エリアを精密に調整できる。バーチャルプロダクションでは、画面上の変化に照明がリアルタイムで反応し、環境光のダイナミックな制御が可能になるという。

高度なアクセサリー
Matrix 2500BおよびMatrix 2500Cは、モディファイアを迅速かつ確実に装着できる新しいアクセサリーインターフェースを採用している。マウント部の電子接点が装着されたアクセサリーを認識するため、専用の電動モディファイアの操作や、自動カラーシフト補正が可能になる。これらの機能強化により、Matrix フィクスチャーはよりインテリジェントな光形成体験を実現する。
付属のFL-MT25電動フレネルレンズは、照明アレイを高所に設置する際の手動調整の難しさを解決する。16°~48°のズーム範囲を備え、4つのレンズすべてのビーム角をリモートで同時に調整可能。また、このフレネルレンズはIP66規格に準拠しており、過酷な環境下でも使用できる。オプションのデュアルヘッドヨークおよび4灯用フレームを使用すれば、2台および4台のフィクスチャーによる構成を容易に実現できる。

Matrix 2500Bの主な特長
- バイカラー・マルチソース・スポットライト
- Nebula B4 ライトエンジン、2,700K~6,500KのCCT範囲、±80のグリーン/マゼンタ調整機能
- 2つの照明モード:CCT、エフェクト
- 3m先で103,000ルクスの高照度(5600K、FL-MT25電動フレネルレンズ16°使用時)
Matrix 2500Cの主な特長
- フルカラー・マルチソース・スポットライト
- Nebula C8 ライトエンジン、CCT範囲 1,000K~20,000K、±200のグリーン/マゼンタ調整機能
- 7つの照明モード:CCT、HSI、HSIW、RGBW、XY座標、ゲル、エフェクト
- 3m先で67,900ルクスの高照度(5600K、FL-MT25電動フレネルレンズ16°使用時)
共通の主な特長
- 40×40×23.5cmのコンパクトな筐体
- 複数フィクスチャーによる照明アレイ構成に対応
- CRI/TLCI平均98/98の優れた演色性
- オールインワン設計、高強度マグネシウム合金製、IP66準拠の筐体
- 有線および無線制御方式:オンボード、リモコン、有線コントローラー、NANLINKアプリ、DMX/RDM、LumenRadio CRMX、Art-Net/sACN、NFC
- 4つのファンモード:スマート、フルスピード、ロースピード、オフ
- デュアルヘッドヨークと4灯用フレームにより、複数のフィクスチャーを容易に構成可能
Matrix 2500B、Matrix 2500Cのスタンダードキット、フライトケースキットは、いずれも2026年第3四半期に出荷予定。2026年6月5日~6日にロサンゼルスで開催されるCine Gear Expo(ブース番号:S3011)にて展示される。