株式会社文藝春秋は、2012年から積極的に「映画事業」に参入することを発表した。今年は3つの映画が予定されている。同社は本年4月から旧来の宣伝部との両輪で出版プロモーションを行う部署「宣伝プロモーション局出版プロモーション部」を立ち上げてプロモーションを強化している。

映画の第一弾は、「ゆれる」「ディアドクター」で評価を得ている西川美和原案・脚本・監督の「夢売るふたり」(アスミック・エース・エンタテインメント配給)で、2012年9月8日公開予定。第二弾は10月に公開されるアニメーション「伏 鉄砲娘の捕物帳」(アスミック・エース・エンタテインメント配給)。原作は「週刊文春」に連載された桜庭一樹『伏 贋作・里見八犬伝』。監督は『亡念のザムド』の宮地昌幸、脚本は『コードギアス 反逆のルルーシュ』の大河内一楼、ヴィジュアルイメージは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のokama。

第三弾目は、11月10日に公開が決定した「悪の教典」(東宝配給)。原作はホラー小説作家、貴志祐介の『悪の教典』。映画化にあわせて8月に文庫化を予定している。