グラスバレー社(GVG)は8月2日(現地時間)、同社ドイツ ・ウェイタースタトに拠点のあるシステムインテグレーション事業を同社の民間企業投資会社PARTERキャピタルグループを通して独 BTS broadcast technology solutions GmbH (BTS)へ売却したことを明らかにした。 売却額や詳しい条件については明らかにされていない。

エンジニア専門チームが揃ったGVGインタグレーション事業(SI)は、ヨーロッパ、中東、およびアフリカ地域を中心に大型中継車から放送設備の構築まで放送事業者向けのシステム構築を行っていた。PARTERはBTSの親会社である。2011年には、GVGからトランスミッション事業を買収し、トムソンからテクニカラーブランド使用権利などを獲得している。

GVGでは、SI事業を売却した後もBTSとシステム構築で協業していくとしており、今後はITセントリックのソリューションに焦点を当てて、BTSともタイアップしてITエコシステムのパートナーネットワークを広げて事業を進めていく。

(山下香欧)