米グラスバレーは8月30日(現地時間)、同社製ルーティングスイッチャTrinix NXTのマルチビューワオプションの次世代版「TMV-2」をリリースした。

TMV-2はライブプロダクションおよびスタジオのオペレーション室向けのマルチビューワ。コンパクトにまとまっているため、特に中継車に搭載するのに便利な仕様となっている。独自FPGAベースのスカラー技術を実装し、オーディオ、時計、ニーモニックやタリーアラームなどのグラフィックイメージをマルチディスプレイに表示することができる。

32×8構成で最大80ワットと低消費電力で、また市場最少レベルの低遅延(20nms)を実現している。また同社のXPTネイティブプロトコルのほか、タリーなどの数値転送用のTSLや汎用イメージビデオプロトコルに対応。Trinixルーティングスイッチャと共に3Gb/sにアップグレードすることも可能。TMV-2は米国で$38,995にて販売されている。

(山下香欧)