米Apple社から「iPad Mini発表会」の案内が10月10日に出されるという噂が米報道関連の間で流れている。米フォーチュン誌によると、Appleの過去の動きから予測すると10月17日がその発表会、そして製品のローンチは11月2日である。(写真は現行の第三世代iPad)
記者の情報の信頼性にもよるが、AppleはiPhone5でも過去のイベントと同じタイムラインでマイルストーンを行ってきている。出荷開始は11月20日。これ以上遅れると、米国のシーズン商戦から外れてしまう。
iPad Miniは7もしくは7.8インチディスプレイであることは前から情報が流れている。 Retinaスクリーンと噂されてきたが、最新情報によると現行iPadよりも薄型を実現するために次世代技術のIGZO (InGaZnO:酸化物半導体)パネルを採用するのではないかと言われている。 また、ウクライナのブログメディアUkrainianiPhone.comでは、iPhone5と同じ陽極酸化処理のアルミ筺体の外姿の画像をリークし、3G対応、Lightningコネクタ実装、リア/フロントに2台のカメラを搭載すると述べている。
iPad Miniは10インチiPadの廉価版になるため、ユーザーは両方のモデルを入手する傾向が高いとアナリスト達はApple社の狙いを探っている。Appleでも発売記念セールなどで、iPadと抱き合わせの特別価格キャンペーンを行う可能性も高い。iPad Miniは価格的にもAmazon Kindle FireやNexus 7タブレットと競合、7インチタブレットの市場競争も激化する。IDCによれば、Appleが7インチタブレットを市場に投入しようとも、当面の間、60%以上の市場シェアの維持は変わらないという。
10インチディスプレイのiPad離れにはならないだろうが、ユーザー達がなぜ7インチサイズのタブレットを好むのか、アナリストの間でも興味深く視ている。
(山下香欧)