ソフトバンクモバイル株式会社は、専用スティックを挿すだけで、新作映画など約40,000本の映像作品や、専門チャンネルなどがテレビで視聴できるサービス「SoftBank SmartTV」(スマテレ)を、12月中に開始すると発表した。スマテレでは、映像配信サービス「TSUTAYA TV」の新作映画など約4万本の映像作品や、多チャンネルサービス「BBTV NEXT」の50以上の専門チャンネル、無料映像配信サービス「GyaO!」の2000本の映像作品など各種コンテンツをテレビの大画面で楽しめるというもの。

スマテレでは、専用のスティック型のセットトップボックスを自宅のテレビのHDMIに接続し、固定ブロードバンドのWiFi経由でストリーミングされる映像コンテンツ(最大画質1080i)をテレビにディスプレイできる。ソフトバンクモバイルのスマートフォンにインストールした専用リモコンアプリでテレビ側のメニュー画面を操作するようになる。スティックは電力が必要で、テレビのUSB端子から電源供給する。

スマテレの利用料金は月額490円の予定。TSUTAYA TVやBBTV NEXTの利用には別途料金がかかる。TSUTAYA TV(TSUTAYA.com)のコンテンツは、テレビで途中まで見た映像の続きを外出先でスマートフォンから視聴することもできるという。

先週、幕張メッセで開催されたCEATECにおいてKDDIでは類似するスティック型のセットトップボックスを参考出展し、auユーザー向けに同等のサービスを展開することを明らかにしている。KDDIではAndroid OSを要としており、iPhoneユーザーへのサービス提供は当面検討していない。

(山下香欧)