株式会社アイ・エム・ジェイ(IMJ)が開発した、直感的インタフェースと次世代のスマートテレビリモコンの実現を可能にする「TV FRISK Platform」が、ソフトバンクモバイルの「SoftBank SmartTV」(スマテレ)サービスで採用される

「TV FRISK Platform」は、自社開発のTV FRISKと呼ぶスティック型の小型専用端末専用のSDKを総称したもの。TV FRISKを、HDMI端子のあるテレビと無線LANに接続することで、古いテレビでもネットサービスやアプリケーションを利用できるスマートテレビとして活用できる。TV FRISKと連動するアプリにより、映像やゲームなど、多彩なコンテンツを直感的な操作感でテレビ画面を使って楽しめるという。今回、12月から開始されるスマテレで、株式会社TSUTAYA.comと共同でサービスを提供することになった。スマテレでは、「TSUTAYA TV」にて、ハリウッド映画や海外ドラマなど約3万9000タイトルを提供する予定。

TV FRISKは、OSにLinux OS 2.6、CPUにARM Coretex-A9 Dual core(700MHz動作)を搭載したスティック型のセットトップボックスだ。グラフィックスはOpenGL-ESに対応。コンテンツ配信では、MarlinとPlayReady(次期対応)のDRMのハードウエア復号に対応し、映像MPEG-4 AVC(1920×1080まで)、オーディオMPEG2-AAC(H.264)のデコードが可能。コンテナフォーマットはMPEG2-TS(最大8Mbps)に対応している。電源供給用のUSB およびテレビとの接続用のHDMI を1系統、IEEE802.11 b/g/n方式の無線LANを実装している。

(山下香欧)