パナソニック株式会社は10月17日、2002年から2005年までに製造した松下電器産業株式会社(現パナソニック)製および三洋電機株式会社製の液晶プロジェクター5機種を対象とした、事故防止のためのリコールを実施することを発表した。

当該製品は松下電器が2002年~2005年に製造したTH-AE200、AE300、AE500、AE700シリーズと、三洋電機が2004年から2005年に製造したLP-Z3の計5機種で合計41,620台が対象となる。

これらのうちTH-AE500とLP-Z3において、4月から7月にかけて電源コードのコネクタ内部の端子間の絶縁状態が劣化したことが原因で、電源コードが発煙・発火するという事故が2件発生したという。幸い人的被害には至らなかったが、今回のような事故が再度起こらぬよう、現在利用されている該当製品の電源コード交換を早急に実施することになった。

電源コードの回収と交換は無料で行われる。交換についての受付は現在、公式ページかフリーダイアル(0120-878-560)で行われている。

(山下香欧)