米Abekas社は、11月14日から千葉・幕張メッセで開催するInter BEE 2012会場内2社のパートナーブースにて、『Miraユニバーサルフォーマット・プロダクションサーバ』と、今年NABで発表した専用コントローラを展示する。出展協力ブースは、株式会社朋栄 (展示ホール6、ブースNo. 6507)と株式会社新輝(展示ホール7、ブースNo.7408)。

Miraは、4または8チャンネル仕様モデルとも3RUサイズで収まる、コンパクトサイズの3G/マルチフォーマット対応のプロダクションサーバ。通常のカメラソースからの「6入力/2出力」、「4入力/4出力」、「4入力/2出力+ビデオ&キー出力」や、マルチオペレーターからのコントロール、2/3倍速スーパースローモーションカメラ、ステレオ3Dといった多様なチャンネル構成に対応できる。

各ブースでは、8チャンネル仕様のDVCProモデルMiraと専用コントローラによる、中継現場でのインスタントリプレイの多様なオペレーション方法の紹介、ライブプロダクション向けにもスイッチャとの連携や、ハイライト編集用途で行う編集システムとの高速メディア転送のデモンストレーションを行う。

Miraサーバは、イベント中継車やスポーツ大施設のプロダクションサイト、または中継スタジオでのプラズマディスプレイへのグラフィックコンテンツを再生する用途のほか、3D中継の送出サーバとしても使われている。現在、ABCといった米国三大ネットワークのほか、NBC/コムキャストスポーツ、ESPN、ターナー、FOXといった世界各国の主要放送事業者、ライブプロダクション、スポーツ競技施設などで採用されているという。

(山下香欧)