株式会社アクトビラは11月1日より、CATV局向けインターネットVOD(IP-VOD)サービス「ケーブルアクトビラ」のサービスを開始した。
ケーブル事業者が莫大な投資をせずにIP-VODサービスができるよう、今回IP-VODプラットフォームとその運用サービス、および VODコンテンツをセットにしたサービスを開始したという。ケーブル事業者はこのサービスを利用すれば、アクトビラ対応機器(テレビ、STB、ブルーレイディスクレコーダー)を持っているサービス加入世帯にVODサービスを提供できるようになる。
オプションには、各CATV局のコミュニティチャンネル用にVOD配信サーバを提供するほか、天気・ゲーム・占いなどの情報サービスも提供できるとしている。またコミュニティチャンネルのデータ放送を利用し、放送番組と IP-VODをシームレスに連携させるソリューションも用意している。
また同社は11月2日から、配信中の無料動画とトレーラーをスマートフォン、タブレット端末で視聴できるマルチスクリーンTVサービスも開始しており、今後は有料動画の配信も視野に入れているという。
アクトビラでの有料VODサービス用のコンテンツには、ハリウッドメジャースタジオ作品を含む洋画、邦画、音楽、アニメ、ドラマ、バラエティ、ドキュメンタリーなど、60,000本以上(ビデオ作品40,000本以上、カラオケ20,000曲以上:2012年9月末時点)が用意されている。
(山下香欧)