米ATTO テクノロジー社(ATTO)は、HP社が展開するポストプロダクション向けのファイルベース編集プラットフォームを強化する、新しいコネクティビティ・ソリューションを導入している。HP社のファイルベース編集プラットフォームは、ポストプロダクションや報道関連、スポーツ編集や広告およびゲーム開発業者向けのエンド・ツー・エンド・ソリューションである。

ATTO社のコネクティビティ製品は、MacおよびWindowsプラットフォームのワークステーションとHP製ストレージをダイレクト接続し、ストレージ共有と相互運用を可能にすることで、かつてからHP社より認証されている。

今回、新しく追加された製品群は以下のとおり。

  • ATTO Celerity 8Gb/s ファイバチャンネル・ホストバス・アダプタ(HBA)
  • HP P2000 G3 MSA ストレージ
  • HP SN6000ファイバチャンネル・スイッチ
  • HP ProLiant DL360 サーバ
  • HP LTO-5 Ultrium 3000 SAS テープドライブおよびQuantum StorNextファイルシステム
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これらは映像編集、グラフィックス、カラーグレーディング、マスタリングやアーカイブまで、ポストプロダクション施設における各スイート向けのシステム構築となる。Celerity 8GbファイバチャンネルHBAシリーズは、独自マルチパス・ディレクターテクノロジーにより、MacおよびHP WindowsベースのワークステーションとHPストレージ間での相互運用スピードを高速化する。

また11月に開催されたInterBEEの展示会場でも見られた、ATTO社製Thunderbolt対応デスクトップ型ネットワークデバイス「Desklink」は、Macbook ProやiMacとHP社製「LTO-5 Ultrium 3000」SASテープドライブ間の、低レイテンシーで高速かつ大量のデータ転送を実現する。

ATTOでは、HPのワークステーション、サーバ、ストレージ、テープ製品およびATTOのコネクティビティ製品により、さまざまな環境でもエンドユーザーのニーズを満たす、柔軟なシステムソリューションが提供できるとしている。

(山下香欧)