米テクニカラーがドリームワークスアニメーションの支援を受けて設立したオンラインエンターテイメントサービス業者、M-Goが1月4日より本格的に米国内でサービスを開始した。テクニカラーは昨年のCES2012にて、M-Go設立の発表を大々的に行っていた。

ウォルトディズニースタジオ版権作品およびCBSとディズニー傘下のABC以外の番組や映画作品をオンラインでレンタル・販売する。NetflixやHuluのように月定額で見放題とは違う。ちょうどiTunesやウォルマートのVuduと同じサービスだ。価格はレンタルが4ドルからで、購入は10ドルからとなる。

M-Goでは、同業者と違う特徴は、そのユーザーインターフェースにあるという。作品カタログはテキストと画像でずらずらとリストアップされているのではなく、フローティングされているカタログをスクロールする形式になっている。またユーザーの好みを学習して、パーソナライズできるとしている。ディズニー作品など、サービス対応外のコンテンツに関しては、レンタルおよび購入できるサイトのリンクも紹介している。

iOSおよびAndroid端末で利用できるM-Goのアプリもリリースされているほか、パートナーであるサムスン、Vizio、LG、RCA、インテル経由で、インターネットTVやSTBなど他のデバイスにも順次対応する予定。米国ではサムスンやVizio製のインターネットTVやブルーレイディスクプレイヤーにはプリロードされるという。

また、ディズニー以外のメジャーな制作スタジオが支援しているデジタルロッカーサービスのウルトラバイオレットにも対応しているため、オンラインで購入したデジタルコンテンツのデータを無くしても保険が効くうえ、ダウンロードしたデバイス以外でも楽しむことができる。

(山下香欧)