パナソニック株式会社は、メモリーカード・カメラレコーダー”P2カム”「AG-HPX600」(2012年9月発売)専用の機能拡張用アップグレード・ソフトウェアキー「AG-SFU603G」を2月20日より発売する。希望小売価格は税込み31,500円。(写真はAG-HPX600とLiveU LU40の組み合わせイメージ)

AG-SFU603Gは、LiveU社のポータブル・アップリンク・ソリューション(3G/LTE/WiMAXなどのモバイル回線を使用するポータブルタイプの映像伝送システム)「LU40」とAG-HPX600の連携機能を追加するためのアップグレード・ソフトウェアキー。同時にパナソニックWebサイトにて無償ダウンロード提供開始を予定しているAG-HPX600のアップグレードソフトをカメラ本体にインストール後、本ソフトウェアキーで拡張機能をアクティベートすることで機能が追加される。

LiveU LU40とAG-HPX600をSDIまたはUSBによって接続することで、カメラ映像(HD/SD信号)を複数のモバイル回線を通じてライブ伝送する。本アップグレードにより、アップリンクのスタート・ストップをAG-HPX600からコントロールできるようになり、さらにLiveU LU40のモデム通信状態を常時AG-HPX600側のビューファインダー上に表示させることが可能だ。

AG-HPX600は、IPネットワーク接続(AG-SFU601G)やVFR記録(AG-SFU602G)など必要な機能だけを選んでインストールできる、有償オプションによるアップグレードシステムを採用している。今後も同様の方式により「microP2カード」や「AVC-ULTRAコーデック」にも対応を予定しているほか、LiveUだけでなく同様のポータブル映像伝送システムを提供する各社とのパートナーシップを強化していき、P2カムのワイヤレスネットワーク連携による新たな利便性を提供していくとしている。