Thinklogical Q-2300 Dual Module Chassis
Thinklogicalは、4K対応光伝送デバイス「Thinklogical SDIXtreme6G Module」および対応シャシー「Thinklogical Quad Module Rack Chassis(Q-4300 Chassis)」「Thinklogical Dual Module Stand Alone Chassis(Q-2300 Chassis)」を発表した。発売時期は6月下旬を予定、価格は未定で、発売時期に販売代理店からの発表を予定している。
Thinklogical SDM Quad SDI Receiver
Thinklogical VQM DVI Transmitter
従来複数のケーブルで送られていた4つのHD-SDI入力信号、または2つの3G-SDI入力信号からなる4K信号を、マルチモードまたはシングルモードの光ファイバーケーブル1本で延長することができるほか、データの圧縮、遅延、アーチファクト、フレーム落ちの発生を防ぐという。同社のDVI信号用4K製品と合わせて、SDI信号用でも4K対応ソリューションが利用可能となる。
同社の光ファイバールーターと延長ソリューションでは、ソースの制御、KVMや音声信号、コンテンツの使用および表示を行うことができ、光ファイバールーター(6.25Gbps)によって、非圧縮ビデオのを伝送・延長可能なほか、関連する音声やKVM信号を最大40kmまでコンテンツの完全性を維持した状態で送信可能であるとしている。
シンクロジカルの社長兼CEO ジョー・ペイジャー氏
今回の発表について、シンクロジカルの社長兼CEOのジョー・ペイジャー氏は、「次世代放送技術として注目を集めているSMPTE 4K Digital Cinema規格対応の光ファイバー・ビデオ延長ソリューションを、世界で初めて発表できたことを誇りに思っています。当社新製品の採用により、SMPTE 4Kの特長である高解像度と高フレーム・レート、色深度を維持したまま、4K信号ストリームの拡張および切り替えが実現できるようになります」とコメントしている。