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パナソニックアメリカ(Panasonic Corporation of North America)の一部門であるPSCC (Panasonic System Communications)は、米Dejero社と提携し、同社のToughbook PCと携帯通信を利用した、ENGシステムソリューションを発表した。

これはパナソニックが注力をしている、取材記者達が現地取材や中継をした後と本局に転送された素材編集の合理化を進めるもの。

同社のToughbookラップトップ(CF-31、CF-52やCF-53)に、DejeroのLIVE+NewsBookソフトウェアを搭載し、内部のWi-Fiと4GモデムそしてLANやUSB経由の外部無線といった、特定の場所で利用できる伝送方法をすべて利用して、映像の伝送を行う。ベースバンドで取り込む(HD-SDI)HDカメラソースのライブストリーミングもDejero LIVE+ブロードキャストサーバを利用して可能になる。

同社では、従来の複数の携帯回線を使用した、単体の映像伝送システムと違う点として、ラップトップ内のWi-Fiから4GおよびLANまで、特定の場所で利用できるコネクティビティを使え、またラップトップ上で編集した素材も同コネクティビティを利用して転送できる点を挙げている。

両社は昨年のNABショーにおいて、パナソニックブースでToughbook CF-31にDejero LIVE+を搭載して、HDのライブ伝送を行っている。

(山下香欧)