Blackmagic Designの発表によると、アメリカ・ニューヨークのポスプロThornberg & Forester(T&F)が、チェーンレストランFriendly’s の「自分だけのバーガーを作ろう(Build Your Own Burger)」キャンペーンのCM撮影にBlackmagic Cinema CameraとDaVinci Resolveが使われているという。これらの映像はFriendly’sのYouTubeチャンネルで視聴できる。
各CMでは異なる人物が、お気に入りのオリジナルFriendly’sバーガーについて語っている。T&Fの共同設立者であり、同CMの撮影監督を担当したジャスティン・メレディス氏は、独立広告代理店、Allen & Gerritsen(a&g)の同キャンペーン企画を、限られた時間および予算内で実現するという任務を負うことになったという。メレディス氏はDaVinci Resolve 9を使用して同プロジェクトのカラーコレクションも担当した。
左:グレーディング前 右:グレーディング後
メレディス氏はResolveのモーショントラッカーを必要不可欠なツールとして挙げている。同CMでは語り手が主役なので、語り手と視聴者との関係を築くために、メレディス氏はこれらの人物の目を強調させた。Resolveの3Dトラッカーは、パワーウィンドウを対象のオブジェクトにロックして動きを追尾するため、そのオブジェクトのキーを生成する必要性が低くなるという。ユーザーはフレーム内のあらゆるオブジェクトをトラッキングして、必要な色づくりが行なえる。
メレディス氏は「今日の業界において、T&Fはプロジェクトに必要なすべてのツールを所有提供する『スイス・アーミーナイフ』のような存在でなければなりません。使い勝手が良く低価格なBlackmagic Design 製品のおかげで、あらゆるプロジェクトに対処することが可能で、時間とコストを大幅に節減できます」とコメントしている。