ヒビノ株式会社は、同社が取り扱うAKGのコンデンサー型マイクロホン、C1000 Sのリニューアルモデルを2013年7月4日より販売するとアナウンスした。メーカー希望小売価格は税込み28,875円。

C1000 Sは、コンデンサー型マイクロホンの動作に必要となる電源を、本体に収納した乾電池から供給可能。ファンタム電源の供給機能がないポータブルミキサーやビデオカメラでも、コンデンサー型マイクロホンの優れた音質で収音できる。

今回のモデルチェンジにより、単3形アルカリ乾電池またはニッケル水素充電池2本で最長120時間の駆動が可能になった。旧モデルが対応していた006P型アルカリ乾電池と比べて、ランニングコストが抑えられる。

また、-10dBのパッドと80Hzのローカットフィルターを新たに搭載。高音圧の音源もクリアに収音でき、風や振動などによるノイズも低減できるため、音源や環境を選ばず活躍。さらに、カプセル部とXLRコネクターに金メッキを施し、湿気に対する耐性を強化。信頼性が向上したとしている。

小口径ダイヤフラムを採用し、高域の再現性と過渡特性に優れる。また、スピーチの明瞭度を高めるプレゼンスブースターも付属。カプセル部に装着すると5~9kHz付近を約5dB持ち上げ、抜けのよいクリアな音質で収音可能。さらに、カーディオイドの指向特性を、より鋭いハイパーカーディオイドに変換するためのアダプターも付属している。