Blackmagic Designは、ATEM 4.1ソフトウェアアップデートを発表した。今回のアップデートにより、ATEM Production Switcherシリーズでスイッチャーの設定をすべて、あるいは部分的に保存、復元できるようになる。Blackmagic Design ウェブサイトからATEMソフトウェアアップデート4.1を無償でダウンロード可能。
http://www.blackmagicdesign.com/jp/support/
今回のアップデートで、「すべてのスイッチャー設定を保存、復元する方法」、「一部分を保存して復元する方法」、「すべての設定を保存して、その一部を復元する方法」の3種類の設定保存、復元が可能となった。ライブプロダクション中に、スイッチャーの他の設定に影響を及ぼすことなく、複雑なクロマキー設定を呼び出すことも可能だ。ラップトップ、ハードディスク、USBに設定を保存しておき、ATEM Production Switcherを使用する次の機会に、これらのデバイスを接続すれば、保存した設定を呼び出すことができる。すべての設定は、同一のフォルダに保存されるがすべて新しいファイルとしてフォルダに保存され、時間とデータが記録されるため上書きの心配はない。時間内で設定を行き来して好きな設定を瞬時に呼び出すことができる。
今回のサポートについて、Blackmagic DesignのCEOグラント・ペティ氏は、「ATEM スイッチャーのユーザーの皆様にパワフルなマクロライク・コントロールを提供することができ、非常に嬉しく思っています。これにより、キーヤー、オーディオミキサー、そしてATEM 2 M/EのSuperSourceなど、すべての設定、あるいは部分的な設定をXMLファイルに保存できます。設定ファイルをいくつでも保存でき、マクロ機能と同じように、使用したいときにすぐ呼び出せます」と話している。
なお、ATEM Production Studio 4Kモデルには、1080p23.98、24、25、29.97、50、59.94フレームレートが追加される。プログレッシブ・フレームレートが追加されたことにでより多くのHDデバイスを接続可能となった。