韓国サムスン・エレクトロニクスは来月8月に、新しく4K UHD TV「F9000」シリーズを米国内で発売する。発売中の85型 F8000は400万円台だが、今回は55型「UN55F9000」が5500ドル、65型「UN65F9000」が7500ドルと、パネル1インチ価格を比較しても従来からかなり下げた価格設定だ。米国では来週から予約販売が開始されるが、その時点で在庫切れとなる恐れが出てきたという。

新シリーズは85型と同じく、クワッドマティック・ピクチャー・エンジン(Quadmatic Picture Engine)やエッジライト輝度制御システムが採用されているほか、サイズが小さいだけでほぼ同等の外観デザイン、機能が搭載されているようだ。HDからのスケールアップ、内蔵カメラでのジェスチャー認識、3D再生対応など。

6月に発売開始したソニー社製4K BRAVIA「X9200A」シリーズの55型、65型は、サムスンブランドに比べて多少価格が低い。東芝のREGZA新モデル「Z8X」シリーズ、および8月10日に発売予定のシャープAQUOS「UD1」シリーズ60型など、日本メーカー勢の新モデル4Kテレビも小型サイズで価格も下げて登場している。

(山下香欧)