NHKは、放送と通信を連携させた新しいサービス「NHK Hybridcast」(ハイブリッドキャスト)を9月2日午前11時から開始する。
NHK Hybridcastでは、放送の電波で送られてくる番組とインターネット経由で提供する情報を連携させて各種サービスを提供する。
9月に第一段階として、総合テレビにハイブリッドキャストのホーム画面(リモコンのdボタンを押すと表示される)を提供する。テレビの放送画面に最新のニュースや気象情報、スポーツ情報、為替情報などを組み合わせて表示できる。
秋以降には、放送中の番組に関連する情報の提供や、オンデマンドで動画を提供するサービスの開始を予定しており、またタブレットなどの携帯端末を連携させたサービスも検討しているという。
NHK Hybridcastサービスを利用するには、インターネット接続可能でHybridcastに対応するテレビセット(Hybridcast対応受信機)が必要。Hybridcast対応受信機には、放送連携機能の拡張を行ったHTML5ブラウザが搭載されている。現在市販されているHybridcast対応受信機は、東芝製のレグザのZ8X、Z7、J7シリーズ。
(山下香欧)