グラスバレー株式会社は、9月13日からオランダ・アムステルダムにて開催されるIBC 2013にて、NLE、カメラ、スローモーションリプレイシステム、ビデオサーバーなどの新製品を展示する(ブース番号:ホール1.D11)。主な出展製品は以下の通り。

(以下、同社プレスリリースより引用)

■GV Directorインテグレーテッドノンリニアライブプロダクションセンター
スイッチャー機能、サーバー、リアルタイム2D/3Dグラフィックス、マルチビューワー、IPストリーミング機能をひとまとめにしたオールインワン構成のライブプロダクションシステムで、8.4インチタッチパネル、ユーザーアサイナブルボタン、レバーアームを搭載した専用コントロールパネルにより、ライブプロダクションをシンプルかつスマートに行えます。スケーラブルなCPUやGPUと8入力/4出力のI/Oを組み合わせたハードウェアプラットフォームにてソフトウェアベースで動作し、実質無制限のキー・レイヤー、グラフィックス、動画クリップなど、ベースバンドとファイルベース双方のソースを扱え、タッチパネルディスプレイ対応のマルチビューワーにより、画面タッチによるソース切り替えにも対応します。

■GV STRATUSノンリニアメディアプロダクションツール
映像制作ワークフローと素材の管理をより効率化する、次世代のアセットマネジメントシステム。K2-SAN/K2 Summit 3G編集・送出用サーバー、EDIUS 7ノンリニアビデオ編集ソフトウェアとの高度な連携により、ユーザーニーズに合わせた様々なワークフローを構築できる、数多くの機能をご覧いただけます。

■EDIUS 7
EDIUS 7は4K対応ビデオプロセッシングエンジンを搭載した、ノンリニアビデオ編集ソフトウェアの最新バージョンで、ニュース編集や、スタジオ制作システムと連携し、リアルタイム編集が可能です。最新のCPUアーキテクチャーを含むマルチコアCPUへの最適化、高速化されたデコードエンジン、64-bitネイティブによる豊富なメモリ空間への対応により、4Kのリアルタイム編集を実現。また、4Kに対応した最新コーデックである、Panasonic AVC-ULTRA、SONY XAVCを新たにサポート。ネイティブ編集対応により、中間コーデックへ変換することなく、すぐに編集を開始できます。日本語版においては2013年第4四半期での対応を予定しているサードパーティ製I/Oハードウェア対応を含め、最新のデモンストレーションをご覧いただけます。

■K2 Summit 3Gビデオサーバー
回線収録、送出、リプレイなどの幅広い分野で使用されている、マルチコーデック、マルチフォーマット対応のビデオサーバー。最新バージョンでは、新たにPanasonic AVC-LongGコーデックがサポートされました。EDIUS 7ノンリニアビデオ編集ソフトウェアとの組み合わせによる、ワークフローをご覧いただけます。

■Karrera中型3Gビデオプロダクションセンター
上位機種Kayenneの豊富な機能を継承しながら、大幅なコストダウンを実現。3G-SDIに対応し、1080/60pでの制作を可能にします。2M/E,3M/Eスタンダードパネルに加えて2M/Eのショートパネルがラインナップに加わり、タッチパネルPC上で動作する1M/Eソフトパネルと併せて豊富な選択肢をご提供します。複数のスタジオ間でM/EやDPMエフェクトなどのリソースを取り合い可能なリソースシェアリングにも標準対応、K2ビデオサーバーのクリップコントロール、ルーターの制御とソース名表示やルーターからのAUXバス制御、カメラのシーンファイルリコールなど充実した機器間相互コントロール機能を装備しています。

■LDXシリーズ ソフトウェアアップグレーダブルカメラプラットフォーム
自社開発によるXensium-FTTM CMOSセンサーを搭載し、1080/60pでもインターレースモードと変わらぬ高感度を実現するとともに、ローリングシャッター/フラッシュバンド/スミアのない最新システムカメラを3Gトランスミッションシステムと共に展示いたします。用途、システムに合わせてトライアキシャルまたは光ハイブリッドケーブルシステムを選択でき、ライブプロダクションにおいてお客様の選択肢を広げます。

[LDX FLEX]
LDXシリーズにエントリーモデルのLDX FLEXが追加されました。LDX FLEXはLDXシリーズの持つF11(59.94Hzモード時)、S/N:60dBという高性能な基本スペックはそのままに、1080iまたは720p専用モデルとすることで大幅なプライスダウンを実現、他のモデルと同様ソフトウェアライセンスによるアップグレードに対応しており、1080/60pフォーマットまでの対応が可能です。

[XCU(eXchangeable Control Unit)]
新型3GベースステーションのXCUは、ユニークな”クレードル”コンセプトの採用により全く新しいレベルのフレキシビリティーを提供します。フレームのリアコネクタ部分を残したままでフロントブロックのみの交換が可能になっており、中継車などのシステム間での移動に伴う積み替えやワイヤリングに伴うダウンタイムを最小にし、システムの運用効率を最大限に高めることが可能です。

■GV Edgeマルチチャンネル対応の総合型送出システム
強力かつ安定したリナックスOSを採用し、ソフトウェアベースでマルチプラットフォームに対応した送出システム。今までに無い高度なグラフィックスを扱うことができます。新しいK2 Edge Integrated Playout Systemによって、より素早く映像コンテンツの送出を行えることになりました。

■K2 Dynoリプレイシステム
スポーツシステムでは定番のスロー&ハイライト送出用コントロールシステムです。ワールドワイド実績も400件を超え世界的な認知度も確実にアップしてきました。新しいコントローラDynoSにはUSB3.0のコンポーネントやギガイーサネットを2個使用したチーミング設定も可能となり早い転送を実現しました。またメタデータ付加やシェアリングなどの新機能に加えて、編集機やアーカイブシステムとのインテグレーションを提供します。

■Trinix NXT
単一フレームで32×32から512×1024サイズまで、最大2048×2048に対応可能な放送基幹用途向け大型3Gビデオルーティングスイッチャー。システムに合わせて6種類のフレームサイズからフレームを選択でき、ビルトインマルチビューワーや光I/O、信号経路の冗長化を実現する様々なオプションを選択可能です。独自のClean-Flowテクノロジーによる徹底した信号品質の維持により最高の信号品質を実現、Even-Flow技術によるエアフローの最適化と併せ、基幹用途向けとしての信頼性を確保しております。