Blackmagic Designの発表によると、イギリスのオルタナティブ・ロックバンド”プラシーボ”が、近日発売予定の7枚目のアルバム、「Loud Like Love」の特典映像の制作に、Blackmagic Cinema CameraおよびDaVinci Resolveが使用されているという。
「Loud Like Love」のティザー映像
チャーリー・ターゲット・アダムス氏が監督し、Hangman Studiosのジェームズ・トンキン氏がプロデュースした同マルチカメラプロジェクトでは、8台の固定カメラが使用された。このうち5台にBlackmagic Cinema Cameraが使われているという。
トンキン氏:Blackmagic Cinama Cameraの広いダイナミックレンジ、サイズ、直接ProResファイルで収録できて、美しい低コントラストの映像を得られることは、今回のようなプラシーボのライブ撮影には最適ですね。撮影には多くのスライダーやトラックを使用しましたが、カメラマン達はこの作品の趣旨と目的に合わせて、カメラを固定して使いました。
トンキン氏にとって、このパフォーマンスをライブで撮影することが、最も難しい課題であったという。
トンキン氏:撮影が終わるまで、どのような映像が撮れているか分かりません。しかし、Blackmagic Cinema Cameraの設定とメニュー構造はとてもシンプルなので、非常に有利に働きました。すべての映像が同じルックになるよう、カメラをすばやく設定できました。それに、Blackmagic Cinema Cameraの映像は、すべてをニュートラルな状態からグレーディングできるので非常に扱いやすいですね。
ポストプロダクションでは、Final Cut Proで編集した後、DaVinci Resolveでカラーグレーディングを施した。
トンキン氏:コンテンツの撮影とグレーディングの両方に携われたことは、大きなメリットでした。ポスプロの段階で修正できる点や、どういった撮影方法と照明がグレーディングの際に最も効率的かをより深く理解できました。