日米で人気を博しているテレビドラマ、「Hawaii Five-O(ハワイファイブオー)」を制作、放送しているCBSでは、次期エピソードの制作段階で、視聴者からのフィードバックを反映させる試みを行っている。

同局は以前にも、昨年のシーズン3のエピソード12“Kapu”にて、エピソードの結末を視聴者からのリアルタイム投票で放送するなど、この番組を通して視聴者とのインタラクティブな番組制作を行っている。

前回は、全米の時差および放送地域が影響して、視聴地域によってエピソードの結末が変わるというユニークな展開となり、当日のエピソードは、1300万人が視聴したという。実は、日本でも同じ試みをAXNとBSスカパー!がタイアップして6月8日(土)の放送で実施している。その際は、AXNウェブサイト上で投票を行った。

今回は、犯罪シーン、被害者、凶器、証拠、容疑者とテイクダウンのシーンと、6つのエレメントを用意して投票を行う。それぞれに7つの選択が用意されており、視聴者はそれぞれを組み合わせて1つのエピソードを作り上げていく。10月31日にエレメントの選択投票は締め切られ、来年2月にはプロダクションワークとして、小道具や衣装、音楽、エピソードのタイトルなどの選択も公募されるようだ。

ハワイファイブオーは2010年9月からCBS系列で放送されている。制作総指揮/脚本は、ピーター・レンコフ、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー。日本でもBS日テレやAXNが放送している。

(山下香欧)