写真は昨年の様子

株式会社朋栄は、2013年11月13日(水)から15日(金)の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2013」に出展する(ホール6/No.6506)。

本年は、引き続き「Continuous Innovation」をメインテーマとしながら、サブテーマとして、「FOR-A for a 4K Future」を掲げ、フル4K高速度カメラFT-ONEなどの4K対応製品群を紹介するほか、MediaConciergeを代表とするファイルベース製品、アーカイブ製品、ビデオスイッチャをはじめとするベースバンド製品も多数展示予定だ。

今年は展示会スペシャルサイトとして、同社Webサイト内にて「朋栄 Inter BEE 2013 スペシャルサイト」がオープン予定だ。スペシャルサイトでは、出展製品を紹介するほか、製品ヒストリーの紹介、スペシャル企画など、展示会にちなんだコンテンツを用意するという。10月25日(金)より下記URLで公開予定。
http://www.for-a.co.jp/interbee/

主な出展内容は下記の通り。

(以下、同社プレスリリースより引用)

<メインステージ>
■4K ソリューションのご紹介 < ソリューション展示>
 「FOR-A for a 4K Future」をコンセプトに掲げ、高速度カメラ、スイッチャ、ルータ、プロセッサ、マルチビューワ、テロップなど、朋栄の4Kへの取り組みをご紹介します。

<カメラステージ>
■FT-ONE < 新オプション追加>
 世界初フル4K 高速度カメラ。朋栄が新開発したフル4K 解像度/ 高感度グローバルシャッター方式CMOSカラーセンサ「FT1-CMOS」を搭載。撮影映像をRAW データとして内部メモリに高速記録と同時にQFHD ライブ出力が可能。今回新たに周辺機器オプションを充実。

●FT-1RCP:VE 向けカメラコントロールユニット

●FT-ONE-OPT/FT-1BS:QFHD 出力を光変換して伝送する光コンバータ

●FT-1CDS:SSD に記録したデータを高速コピーするコピーツール

 ・日本映画テレビ技術協会「第16 回 経済産業大臣賞 ( 日本映画テレビ技術大賞)」、「第66 回(2012 年度) 技術開発賞」を受賞
 ・中国 BIRTV 2013 にて「BIRTV Award 2013」を受賞
 ・欧州IBC 2012 にてTVB Europe 誌「Best of IBC 2012」、TV Technology Europe 誌「STAR Award」を受賞

■ZE-ONE < 新製品・国内初展示>
 直観的なタッチパネル操作で、4K 映像の中から任意のサイズで切り出しポイントを設定し、HD コンテンツとして出力することが可能。FT-ONEとの連携では、スロー再生時に複数のキーポイントに対して、異なるサイズ( 倍率) で切り出しポイントを設定でき、ズームインしながらのスロー再生など、動きのあるズーム効果を実現。スポーツ中継のリプレイなどで、今までにない表現を加えることが可能。

 ・欧州IBC 2013 にてTVB Europe 誌「Best of IBC 2013」を受賞

<ビデオスイッチャ>
■HVS-XT100/XT110 < 新製品・国内初展示>
 本体・コントロールパネル分離型モデルのHVS-XT100 と、コンパクトな一体型モデルのHVS-XT110 をラインナップ。HVS-300 シリーズ譲りのHD/SD 混在入力機能、フレームシンクロナイザ、リサイズエンジン、ワイプエフェクト、DVE、クロマキーヤ、DSK、動画メモリ、マルチビューワなど豊富な機能を搭載。また、WEB サーバ内蔵によりPC やタブレット端末からの各種コントロールも可能。アップグレードにて3G-SDI ならびに4K (QFHD) 解像度でのスイッチングにも対応。

■HVS-390HS < 新機能>
 1 M/E~2M/E 対応のコンパクトスイッチャ。AUX バスを使用し、簡易6M/E スイッチャとして活用することも可能。新操作パネルHVS-392WOU (28 ボタンタイプ) を展示。

■HVS-4000HSA < 新機能>
 2M/E、2.5M/Eまたは3M/Eまで拡張可能なハイエンドスイッチャ。今回、アップグレードにて3G-SDI ならびに4K (QFHD) 解像度でのスイッチングに対応。

<ルーティングスイッチャ>
■MFR シリーズ < 新製品・世界初公開>
 システムの中核製品として柔軟に活用が可能なルーティングスイッチャ。最大256×256 まで対応した大型モデルMFR-8000 を初公開。3G-SDI 信号に標準対応し、クロスポイントのリンク機能により、4K(QFHD) だけなく8K の信号切り換えにも標準で対応。

■MFR-RU シリーズ < 新製品・ラインナップ追加>
 MFR シリーズのリモートコントロールユニット。用途に合わせて各種ラインナップ。新リモコンMFR-16RUW/32RUW/64RUW を含め、合計8 機種を展示。

<マルチビューワ>
■MV-42HSA < 新製品・国内初展示>
 4K (QFHD) 映像を通常のHD モニタまたはPC モニタに表示するためのモニタリング用ダウンコンバータ。通常のマルチビューワとしても利用が可能。

■MV-1620HSA < 新製品・世界初公開>
 4K (QFHD) 映像入力が可能なマルチビューワ。最大4 系統の4K 映像をモニタリング可能。カスケード接続により最大4 台を連結した多画面表示にも対応。そのほか、3G-SDI Level A/B 混在表示やAFD 信号による自動アスペクト変換など、MV-1620HS からの各種機能追加も実現。

■MV-3200
 最大32 入力4 画面出力のマルチビューワとして利用が可能。フリーレイアウト、90 度回転表示機能など自由自在なモニタリング環境を演出。

<ファイルベース関連>
インジェスト/ 編集/ 送出

■MBP-120SX/125SX
 MPEG-2 コーデックを搭載した、MXF ファイルとHD/SD-SDI 信号の相互変換を行うクリップサーバ。送出ソフトを標準装備し、素材をネットワーク越しに登録、簡易的な番組管理や素材のIN/OUT 点編集機能を搭載。

■MBP-500VS シリーズ < 新製品・世界初公開>
 マルチチャネル対応インジェスト& プレイアウトサーバ。2U の筐体内に多チャネルの入出力/ コーデック・高速ストレージ機能を搭載。省スペース化と高機能、高性能化を実現。

■Ingest Center
 回線・VTR 収録並びに映像ファイルの取り込みを行うシステム。取り込み時に生成されるプロキシ映像により、後工程での映像確認を支援。エンコーダ制御、VTR 制御、映像ルータ制御を統合したスケジューリングが可能。上位システムとメタデータ連携し、操作性・運用性を向上。

■MCS-100MC
 NLE 等で編集・登録した完パケファイルを管理し、ユーザ毎にカスタマイズ可能なメタデータ管理及び検索機能を実現。豊富なメタデータ項目により、自由度の高い検索が可能。 Word、Excel、PDF などの各種添付ファイルの登録と全文検索が可能。送出システム、アーカイブシステムと連携したシステム対応を実現。

■MCG Browser
 従来のMediaConcierge のMAM ( 編集済み素材管理) にPAM ( 編集素材(フッテージ)管理) 機能を加え、WEBブラウザでの一元管理を実現。報道支援システムのメタデータを利用したノンリニア編集でのプロジェクト生成など、作業効率を向上させるためのシステム間連携が可能。

長時間インジェスト/ アーカイブ
■LTR-100HS6/120HS6 < 新製品・国内初展示>
 1 台でLTO テープへのアーカイブ運用が可能なコンパクトレコーダ。LTO-6 モデルを初展示。1 本のLTO テープに放送品質で最大80 時間分の録画が可能。また、テープを順次交換することでエンドレス録画を実現するLTR-100HS 用の長時間録画オプションも展示。

素材管理/ アーカイブ
■LTS-60 < 新製品・国内初展示>
 LTO-6 モデルを初展示。ビデオI/O が不要なファイルベース運用に向け、小型化、ローコスト化を図った最新のLTO ストレージサーバ。

■LTS-MAM < 新オプション>
 MAM ( 素材管理) オプションを新開発。複数のLTO テープの素材管理をLTS-50/60 だけで実現。検索、閲覧はWEB ブラウザ経由で自在にアクセス。IBM製LTOオートローダTS3100/3200とも簡単連携が可能。

<プロセッサ関連>
■FA-1010 < 新製品>
 オールラウンド&ダウンサイジングをコンセプトに多チャネルルーティング(10 入力10 出力) を実現。FS 機能はもちろん、カラーコレクタをはじめ、3G-Level A/B 変換や各種ビデオ/ オーディオ信号の変換も可能。アップグレードにて4K (QFHD) にも対応。
 ・米国NAB 2013 にてBroadcast Engineering 誌「PICK HIT」、TV Technology 誌「STAR Award」を受賞

■FA-9520 < 新製品>
 全世界で高い評価を頂いているマルチパーパスシグナルプロセッサFA-9500 をベースにデュアルチャネル化を実現。

■File-based FRC (Adobe Premiere Pro Plug-in) < 新製品・国内初展示>
 定評あるフレームレートコンバータFRC シリーズのアルゴリズムをファイルベースに適用。動き補正変換による高品質映像を実現。より高速なリニア変換にも対応。

■UFM-80TSCS/80SDICS ( 朋栄YEM エレテックス) < 新製品>
 エラー検出精度の高さが好評なモジュールタイプのチェンジオーバースイッチャ。TS タイプとSDI タイプの2 モデルを用意。

■EVM-2600 ( 朋栄YEM エレテックス) < 新機能>
 HD/SD-SDI 信号のVANC ( 補助データ) 領域を利用して、RS-232Cのシリアルデータを最大4 回線まで伝送。災害時などの通信網断絶時のデータ転送端末として活用も可能。

<キャラクタジェネレータ>
■3D-VWS 4K ( 仮称) < 新製品・世界初公開>
 4K 対応キャラクタジェネレータ。3D-VWS の従来の使い勝手を継承し、4K テロップの入力・編集・送出が可能。HD にて制作したテロップデータをコンバートしての利用など、各フォーマットのテロップデータ互換に対応。

■3D-VWS – Twitter 連携ソフトウェア < 新オプション>
 Twitter などの外部情報サービスからのデータを受信し、テロップとして送出するシステム。Twitter 以外の外部情報サービスからのデータ受信もカスタマイズにより連携可能。

■Adobe Premiere Pro 連携プラグイン < 新オプション>
 Adobe Premiere Pro 上にテロップデータのインポートを実現。

■3D-VWS WEB 発注システム
 WEB ブラウザを使用して、VWS システムで作成したテロップを局内LAN から閲覧・発注するシステム。ブラウザ上から効果の確認、テキスト変更、装飾変更を簡単に実現。
■DSK-75HS/UFM-75DSK < 新製品・世界初公開>
 ライン入力1 系統・タイトル入力1 系統で3G-SDI にも対応した小型軽量のマルチフォーマットデジタルスーパーキーヤ。新たにモジュールタイプもラインナップ。

<バーチャルシステム>
■SmartDirect RCG < 新製品>
 設備面、運用面でハードルの高かったセンサ連動RCG システムをローコストかつ簡単な操作で実現。豊富なCG テンプレートにより、すぐに運用可能。

<特殊用途カメラ>
■HBC-1200C ( フローベル)
 2/3 型HbCMOS センサ採用の超高感度HD カラーカメラ。ノイズ低減により、今まで困難だった暗がりの撮影を実現。内部フィルタ切り替えにより、近赤外撮影も可能。